会社としての「チーム」の組み方・大切なこと
こんにちは。
大阪事業承継パートナーズ コンサルタントの岡本です。
先日の記事で会社における「チームワーク」とは?にて「チームワーク」の必要性について記載させて頂きました。
本日は「チーム」の組み方・大切な事柄を簡単にお話しさせて頂きます。
よろしくお願いいたします。
まず初めに、マネージャーとリーダーの違いに触れさせて頂きます。
マネージャーは組織が定めた目標に対して、決められた人や資源を活用しながら、どのような手段を用いて達成していくかを決めていく役割です。意思決定のプロセスなどを把握したうえで、決められた目標に向かって寄り道することなく最短で辿り着けるよう、チームの指導や先導を行います。
一方、リーダーは目標を達成するためにチームの人々を動かす役割です。リーダーはチームに変革を起こし続けるために、リーダーシップを発揮してチームを引っ張っていかなければなりません。
簡単に言えば、みんなで向かう行先を決め、その際に起こる問題点やその解決策を発見し、どのように実行するかを判断、決定するのがマネージャーでそれを実行させるのがリーダーです。
【「チーム」の組み方】
①会社は目標を設定後、プロジェクトマネージャーを選出しましょう。
②マネージャーが信頼できる部下をプロジェクトリーダーに任命する。
リーダーの任命は重要な要素です。
リーダーの能力として業務状況を正確に把握し、客観的な視野で意見調節を行える事が最低限必要となります。
この時のリーダーは経験者であることが望ましいですが、初めてリーダーとしてプロジェクトに参加するという場合もマネージャーのしっかりとしたサポートがあれば可能でしょう。経験を積むことはゆくゆく会社の財産となりますので、どんどん挑戦させましょう!
選び方として、トップダウンで任命する方法が一般的だと思いますが、メンバーが信頼できる人をリーダーとして選んでもらう方法(ボトムアップ)もあります。
③会社とマネージャー、リーダーとでプロジェクトのゴールと目的をはっきりと決める。
ゴールの設定をどこにするかにより、プロジェクトの方向性も大きく変わってきますのでここは重要となります。
④プロジェクトの規模や、予算、期間、などを考慮し、メンバーを選定する。
【チームに必要な5つの要素】
①明確な目標設定
目標設定なくして「チーム」は存在しません。
例えば、「部署の売り上げを30%上げる」「新規事業で顧客を100人増やす」というような明確な目標設定を作れば、メンバーの目標がブレることなく、一人一人が認識しやすくなります。
②役割の分担
個々の役割が明確化されていれば、無駄な行動が減り、生産性が上がります。メンバー各自が自分の役割に責任が持てると同時に、足りない部分を補い合うことができ、チームの能力は総合的に高まります。
③情報共有
メンバーには個々に強みや弱みがあります。その情報や進歩状況を共有することで、チーム内での助け合いが可能になります。それによりチームが最適化をし、成果へと繋げやすくなります。
④コミュニケーション
情報共有と似ていますが、業務以外の事柄で、挨拶をしたり、声を掛け合ったりすることも大切です。信頼関係が生まれやすくなるでしょう。
これは特にマネージャーやリーダーが率先して行いましょう。
信頼関係が強固なものになれば、助け合いが生じやすくなり、生産性が向上すると同時にメンバー各自に仕事に対する責任と自信が生まれます。そうなれば、目標達成へのスピードも上がり、成果もより大きいものになるでしょう。
⑤向上心
メンバー各自が向上心を持ち、設定された目標に向かって同じ気持ちで取り組まなければチームはその力を十分に発揮できません。
リーダーは日頃から、メンバーの状態に目を配り、チームが目指している目標やビジョンを繰り返し伝えることが重要です。
【チームメンバーとして大切にすること】
・目標の共有
・コミュニケーション
この2つは上記で述べた通りです。
・自発性を大事にする
メンバーに役割を押し付け受け身にさせてしまっては、チームの力を十分に発揮させる事はできません。
メンバーの自発的な協力を得られるよう、ある程度の裁量権を与えましょう。責任感も向上するでしょう。
・協調性を大切にする
チームワークでは自発性も大切ですが、メンバー同士がお互いを尊重する気持ちや協調性なくしては上手く機能しません。
メンバー同士が協調し合い、多様性、お互いを認め合いながら、目標達成へと力を尽くすことが必要です。
・報、連、相、を徹底する
報告・連絡・相談を徹底することで、仲間のミスをカバーできたり、より高い成果を生み出すことができるようになります。
上記以外にも細かな事は多々ありますが、「チーム」として一番大切なのはコミュニケーションだと思います。
何気ない一言からでもいいんです。まずは、声がけから始めてみて下さい。
そこから信頼関係が生まれ、メンバーの多様性も受け入れやすくなります。
メンバー各自がプロジェクトの目標達成という責任を持ち、チーム一人一人を思いやれるようになれば、これはチームとして成功ですね。
また、コミュニケーションが上手く取れていたチームは目標達成はもちろん、チームが解散した後も、個々で高い能力を発揮できる事が多いです。
チームは人を成長させてくれるんだな、とプロジェクトが終わるといつも思う事です。
AIの時代が来たとしても、「チームワーク」というのは人でなければ成し遂げれない事なのでしょう。
皆様の会社はどうですか?良い「チームワーク」は存在していますか?
大阪事業承継パートナーズでは「チーム」の作り方からお手伝いが可能です。その他、会社の組織化、リーダー育成にも力を入れ支援させて頂いております。
「チーム」はあるけど、成果が出せていない等の相談も受け付けておりますので、気になる方は是非、こちらからご連絡下さい。↓
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本日もお付き合いありがとうございました。
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