【番外編】勝手に書籍紹介③
こんにちは。
大阪事業承継パートナーズ コンサルタントの岡本です。
本日は、久しぶりとなります、「勝手に書籍紹介」の第三弾を行ってみようと思います。
お付き合いよろしくお願いいたします。
本日ご紹介させて頂く書籍は、
『チームが自然に生まれ変わる 「らしさ」を極めるリーダーシップ』
著者:李 英俊 著/堀田 創
です。
この書籍を皆様にご紹介しようと思った一番の理由は、私自身がリーダーの在り方と役割を見直さなければならない、と思ったからです。
私は、外部委託として企業等のリーダー育成・チーム作りを請け負っています。今までの自身の成功体験から培ってきたリーダーシップを、幹は変えず枝葉だけを所々変更しながら繰り返し企業に伝え続けてきました。
しかし、なんだかしっくりこない、ガッチリした手応えが感じられない、昔の感じとちがうなーという、漠然としたモヤモヤ感を感じることが最近多くなったのです。
人それぞれ性格もスキルも違うので、成長も様々です。チームの中に少々ついて来れないスタッフがいることも想定内ではあります。
やる気や、仕事に楽しみを見いだせないメンバーがいるという事は、私自身含め、リーダーの伝え方に問題があると思っていました。
働き方改革や、コロナ禍でのリモートワーク、価値観の多様化等、社会を取り巻く環境の変化が早く、これまでの成功体験だけでは乗り切っていけないかも知れない、そう感じているのは私だけではないと思います。
そんな時に出会ったのが、この書籍です。
今まで読んだリーダー論とは一線を画し、認知科学の考え方から読み解いていく内容となっており、興味深く、一気に読み進めることができました。
リーダーの「やり方」に問題がある以前に、ゴールとしている世界の「見方」に問題があったのだと気付かされます。そもそもゴール設定が間違っている場合もあるのです。
スタッフのモチベーションをあげる方法を一生懸命考えるより、まずはマネジメント層やリーダーが企業理念の基、自身の本音を掘り下げる必要がある、と書かれています。
一見難しく、どうやって掘り下げるのか、と感じるでしょうがご安心を。この書籍には項目ごとにtry it が箇条書きで記載してあり、このtry it を1つずつ考察しながら読み進める事ができます。
迷子にならないよう上手くアシストされているのです。また自身だけでなく、スタッフに向けての掘り下げ方法も書かれていますので有難いです。
マネジメント層やリーダーの皆様も、自分自身と向き合う時間を確保する機会はなかなかないと思います。なぜなら、目の前にはしなくてはならない事が山積みですから。しかし、そのような方にも是非読んで頂きたいのがこの書籍です。半日でも構いませんので、ご自分の為に時間を割き、try itに挑戦してみて下さい。
この書籍のノウハウを実践できたなら、心理的安全性やPDCAを駆使してチームをまとめる必要さえなくなります。
そもそも、もうそこは問題にならないのです。
かくゆう私ですが、まだそこへは辿り着いてはおりません。しかし、自身がこの書籍の内容を深く理解し、実現できたなら、書籍のタイトル通り
「チームが自然に生まれ変わる」のは事実でしょう。自然に、です。
経営者の皆様もリーダーの皆様も変化の時代がきているように感じます。
従来のマインド、リーダーシップのスタイルが通用しなくなってきてると感じている方は多いかと思います。この書籍がどれだけの方にマッチするかは分かりませんが、一度手に取ってみて頂きたくご紹介させて頂きました。
本日もお付き合い、ありがとうございました。
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