「リニューアルが必要なホームページのポイントとは」後編
こんにちは。
大阪事業承継パートナーズ コンサルタントの岡本です。
前回は「リニューアルが必要なホームページの改善点」の10項目、①から⑤までをお話させて頂きました。難しい事は抜きにして、パッと見た目でホームページの改善点が見つかるような記事になっています。
まだ前回の記事をご覧になっていない方がいましたら、是非、そちらも合わせてご覧ください。
後編の本日は⑥から⑩について記事にしていこうと思います。
まずは10項目をおさらいです。
「リニューアルが必要なホームページの改善点」
①SSL対応になっているか
②レスポンシブ対応になっているか
③サイトスピード
④グローバルナビゲーション(グローバルナビ)について
⑤サイト更新
⑥CTAボタン
⑦EFOについて
⑧リンクについて
⑨サイト装飾について
⑩アイコン・画像・文字について
では、後編に進みたいと思います。
⑥CTAボタン
CTAボタンとは、「Call To Action」の略で、ユーザーのクリックを促し、コンバージョン(CV)へ導くためのボタンのことです。
コンバージョンとは、ユーザーがそのサイトの目標にしているアクションを起こしてくれた状態のことを指します。
サイトの目標は企業により様々だと思いますが、一般的には、「お問い合わせ」や「予約申し込み」等に設定している企業が多いかと思います。そのような企業ですと、「お問合わせ」「予約申し込み」のボタンを押してくれたことがコンバージョンになります。
<CTAボタンの注意点>
・分かりやすい場所、デザインになっているか
CTAボタンが目立たなく、どこにあるのか分からない場合は、ユーザーは見つけることが困難となるでしょう。まず、ユーザーにCTAボタンの存在を認識してもらわなければなりません。
メニュー欄にあっても、ユーザーが見つけやすいよう、他の関連するページにも配置しておいて下さい。また、アクセントカラーを用いたり、サイト全体のデザインとのコントラストを考慮し、ユーザーに認知してもらうことが大切です。
・ユーザーがコンバージョン(CV)するタイミングを逃さないようにCTAボタンが配置されているか
例えば、自社のコンバージョンが「お問い合わせ」だとします。ユーザーが商品説明等を読み、魅力的に感じ、お問い合わせのアクションを行おうとした際、サイトの一番上のメニューにしかCTAボタンが設置されていなかったらどうでしょう。少々面倒ですよね。
商品説明等を読み、商品を理解し、興味関心が高まったタイミングこそコンバージョンのチャンスです。
ユーザーのタイミングを逃さないようCTAボタンを設置しましょう。
⑦EFOについて
EFOとは「Entry Form Optimization」(エントリーフォーム最適化)の略で、入力フォームをユーザーにとって使いやすく、入力しやすい状態に最適化することをいいます。
入力フォームはサイトの目的によって様々な内容となりますが、資料請求や会員登録など、ユーザー自身が個人情報を入力することが多いかと思います。その際、ユーザーのストレスを少しでも軽減し、スムーズに入力を完了できるようサポートする必要があります。
問い合わせを押して、入力を完了しないユーザーは70〜80%もいると言われています。
<好ましくない入力フォームの特徴と対策>
・入力項目が多く、入力フォームが長い/不要な質問項目がある
必要最低限の必須項目に絞り、入力項目はなるべく少なくなるよう、ユーザーの負担を軽減しましょう。
・セキュリティに不安がある
SSL対応(リンク・前回の記事)にし、ユーザーに安心感を与えるようにします。
・どこがエラーが分からない
入力例を記載したり、入力中にエラー表示できるよう、ユーザーを困惑させないようにしましょう。
・再入力の際に、初めから全て入力しないといけない
修正等のために前の画面に戻った際、入力した情報が保存されておらず、最初から入力を求められる設定になっている場合は、ユーザーは面倒だなと感じ、再入力に至らない可能性が大きいです。入力情報の履歴が残るような仕様に改善しましょう。
また、郵便番号を入力すれば、住所が自動に入力出るようにすることも、ユーザーの負担を軽減できます。
⑧リンクについて
誰が見てもリンクとわかるよう、太文字を使用したりデザインを工夫しましょう。
リンクか、リンクになっていないのかを勘違いさせないようにすることが必要です。また、リンク先が間違っていると、ユーザーは不信感を覚えます。URLの確認をしっかり行いましょう。
⑨サイト装飾について
改善が必要なサイト装飾の例として
・フラッシュを使用しているサイト
・BGMが流れるサイト
があげられます。
フラッシュを使用したサイトは、スマートフォンに対応していないので、スマートフォンの画面ではグレーの空白が表示されます。
ユーザーから「時代遅れのサイトだなぁ」と思われる可能性もありますし、空白が表示されることにより、ユーザーが不安に思い、離脱してしまう確率が高くなります。
BGMもよくあるサイト装飾です。
しかし、サイトを見る環境は人それぞれ異なります。ユーザーが電車や学校だと想定するとどうでしょうか。
取り入れる際には、最初はBGMがOFFになるように設定する等の施策が必要でしょう。
⑩アイコン・文字・画像について
こちらは基礎的なポイントとなります。
・アイコンが小さくないか
アイコンは物事を簡単な記号や絵柄で表したものです。ユーザーが一目見て、何を意味しているのか分かるような表示にしなければなりません。
パソコン上だけでなく、スマートフォンでもユーザーから見やすい大きさになっているか確認しましょう。
・文字が読みやすいか
ページを読み進めるにあたって、ユーザーが疲れにくいテキストである必要があります。
Web上で可読性に優れており、一般的に多く用いられているフォントとしては、ゴシック体が挙げられます。また、目が疲れにくく、小説等の長文に適しているフォントは明朝体と言われています。
フォントには個人の好みも加味されると思いますが、用途に合わせて変化させることも必要でしょう。
フォントだけでなく、行間や文字幅が狭すぎたり、異常に空きすぎたりしていないかも確認下さい。
・粗くぼけた画像になっていないか
ホームページのデザインにおいて、画像は重要な要素です。
文字だけでは分かりづらい情報をより分かりやすく伝えるために画像を活用することも多いかと思います。
見た目が悪い画像は、ユーザーに魅力が伝わりにくく、離脱を促進してしまいますので注意が必要です。
以上がパッと見て分かるリニューアルが必要なホームページのポイント、10項目となります。
この他、扱っているサービスや商材の価格が高い企業の場合は、問い合わせのハードルを下げるため、見積もり事例等をダウンロードできるようにしておくことも有効でしょう。
初心者の方には、聞きなれないWeb用語がいくつか出てきたとは思いますが、自身で改善できる点も多いと思いますので、是非参考にしていただけたらと思います。
本日もお付き合いありがとうございました。
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