【2】M&A・私どもFAとしてのサービスについて

 こんにちは。

 大阪事業承継パートナーズ コンサルタントの岡本です。

 

 先日は、

「【1】M&A・私どもFAとしてのサービスについて」と題して、M&Aの際、大阪事業承継パートナーズがクライアントに対して、どのようなサポートを提供しているのかをお話しさせて頂きました。

 

 本日は、前回の続きとなります。

 M&Aの流れの中の③から⑤のサポートについてお話ししていきたいと思います。

 本日もお付き合いよろしくお願いいたします。

 

 

 まずは、M&Aの基本的な流れです。

①から②についてはこちらから

 

【M&Aの流れ】

①ご相談 
※売り手の場合は、希望により簡易評価額の算定
②事前準備
③マッチング
④交渉
※秘密保持契約を締結する
⑤トップ会談
⑥基本合意の締結
⑦DD(デューデリジェンス)
※買い手の場合に、買い手側が専門家に依頼して行います。
⑧表明保証 
※売り手が買い手側に対して保証を行います。
(買い手が売り手側に対して保証してもらう項目を提示します)
⑨最終契約締結・クロージング
⑩PMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)
 
 
 

【サポート内容】

③マッチング

 クライアントとのヒアリングや頂いた資料から、最適な相手先を探していきます。

 マッチングには、前回の記事の②事前準備でも申しましたようにタイミングがあります。そして、タイミング以外に、望んでいる業界自体の企業数が少ない場合もあり、相手先の選定に時間を要する事も考えられます。

 飲食店や小売業はM&A案件が多い業界です。短い期間でマッチングできる可能性も十分にありますが、数多くの中から選択をしなくてはいけません。

 しかし、業界の数が多い、少ないに限らず、事前準備の段階でしっかりと自社の希望を具体化できていれば、タイミングを逃すことなく、ミスマッチのリスクも軽減できると思っております。

 

 私どもは株式会社バトンズにおいて、支援専門家として登録し、パートナーシップを組んでおります。売り手・買い手、どちら側であっても、バトンズのプラットフォームに登録し、相手先を広く募集することが可能です。

 プラットフォームを活用するには、プラットフォーム上に自社の状況を正確に記載すること、また、自社の魅力を分かり易く言語化し、文章にする必要があります。こちらのプラットフォームに登録する際のサポートも行っておりますので、ご安心下さい。

 その後、希望の相手先が見つかれば、私どもがコンタクトを取り、交渉の承諾の是非を拝聴します。

 

 

④交渉

 希望の相手先に交渉の承諾を得られた後も、クライアントに代わり、引き続き私どもが条件面の交渉を行います。

 条件面とは、金額・従業員の状態・会社の形態・経営者の今後等、多岐に渡ります。

 ここでも、事前準備で行ったヒアリングが生きてきます。何を一番重要視してM&Aを行うのか、というブレない条件が明確になっているからです。

 M&Aにおいては、相手方の条件もあります。条件面で折り合いがつかなかった場合など、最優先事項がはっきりしていることで迷うことなく決断ができます。

 また、M&Aではタイミングが大切、とお話ししました。タイミングにはスピードも重要な要素の1つになり得ます。希望の相手先を見つけても、自社だけでなく、他の多くの企業が、その相手先との交渉を希望している場合もあります。

 たとえば、買い手側でしたら、業績が右肩上がりの売り手企業を見つけた時などは尚更です。そのような場合は、早く決断する、というスピード感が相手先との交渉を有利に運ぶ1つの要因となるでしょう。

 
 これは、スピード感を重視しているM&A希望企業が多いことが理由に挙げられます。

 そのような企業が多いことは、マッチングサイトにおける売り手企業の希望欄に、「スピード」「3か月以内」等、短い期間でのM&A完了を望まれているケースが散見されることからも伺われます。

 事前準備のヒアリングは経営者様ご自身の時間を頂戴することもあり、面倒だと感じることもあるかと思いますが、丁寧に行うことで得られるメリットは大きいです。

 私どものチームは「FA」としてクライアントを支援しますので、交渉ではクライアントの利益を最大化できるようサポートして参ります。

 この時、もし、クライアントの不利益が予想される場合には、取引の中止を提案させて頂くことも当然あり得ます。

 ※交渉に移る際には、売り手・買い手双方が秘密保持契約を締結する事が必要です。双方共に会社の重要な情報を相手方に開示することとなりますから、その情報を第三者に開示しないとする契約になります。

 

⑤トップ会談

 交渉で条件の基礎が決まったのちは、トップ会談に移ります。

 私どももFAとして、トップ会談に同行させて頂きます。

 トップ会談は、買い手・売り手双方の経営者が直接顔を合わせて、相互理解を深める機会となります。会社の意思決定ができる経営者同士が、初めて直接コンタクトをとる場です。

 経営者の人間性や経営理念等をお互いに確認しあい、信頼関係を構築するために行います。会談と共に、内見もこの時期に行っておきましょう。

 トップ会談は回数が決まっているわけではありません。企業文化や、事業内容を理解しきれなかった場合には、複数回開催されることもあります。

 私どもがトップ会談に同行することにより、第三の目としてクライアントとは違った視点で利点欠点のアドバイスができると思っております。

 

 

 トップ会談以降のFAとしてのサポートは、主に専門家と伴走することが多くなります。基本合意契約の締結、DD、表明保証においては、専門家に依頼する事を強くおすすめしているからです。

 契約を締結する前の契約書のチェックや、DD等は各分野の専門家が不可欠です。

 私どもFAは、その為の書類の準備や、各専門家とのスケジュール調整等が主なサポート内容となります。どの専門家を活用するべきなのか、また、クライアントと専門家との相性なども考慮し、助言を行います。

 専門家と伴走してサポートを行う⑥~⑩については、次回の記事でお話しさせて頂きます。

 

 

 大阪事業承継パートナーズでは、事業承継・M&Aだけでなく、会社の組織化、リーダー育成等、会社の悩みを専門家と共に解決します。

 初回相談は無料です。お気軽にお問い合わせ下さい。

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