失敗から学んだ事業承継の本質とは?

こんにちは、大阪事業承継パートナーズ コンサルタントの岡本です。

本日は事業承継やM&Aのサポートを行う上で、士業ではない私が大切にしていることや、皆様にどのようなサービスを提供しているのか、をお話していこうと思っています。

 

ーはじめにー

事業承継は、ただの「引き継ぎ」ではありません。そしてリスクとなりうる事柄も単なる法務・財務だけに留まりません。
そこには、「会社をどう守るか」「社員をどう導くか」という人間的な葛藤が常に伴います。

事業承継とは、法務・財務・税務の知識だけでは測れない、経営者の想い、社員との信頼関係、そして企業文化の継続が問われる場面なのです。

私自身、かつてある中小企業で経営者の右腕として事業承継に携わりました。しかし、結果的にその会社はなくなってしまうという苦い経験をしています。(経験談はこちらから

法的な手続きはすべて整っていました。会計も適正でした。ですが「人」が崩れたのです。このとき、事業承継は単なるスキームや書類だけでは済まない“感情と信頼”のプロセスだと痛感しました。

この失敗の経験があるからこそ、今、私は「法律家ではない立場からの事業承継・M&Aサポート」に強い使命感を持って取り組んでいます。

 

ー事業承継に失敗した経験が教えてくれたことー

私が事業承継に携わったのは、まだ30代の頃。ある中小企業で経営者の右腕、いわゆる「No.2」の立場として現場と経営をつなぐ役割を担っていました。
そんな中、経営者の予期せぬ不幸で、ご子息にバトンを渡すタイミングが突然訪れてしまったのです。

私の携わった事業承継は、書類上は整っていました。承継計画も、専門家からの助言もあり、一見問題はなかったはずです。

しかし実際には以下の点が原因となり、最終的に事業承継に失敗してしまいます。

・社員の納得感が得られなかった
・後継者が経営者として育っていなかった
・資金繰りや対外的信用が不安定になった

結果、事業は停止し、社員の雇用も失われてしまいました。

この経験から私は、「現場を知らないまま進める承継」は、いくら制度的に正しくとも、うまくいかないことを痛感しました。

 

ー私が提供する事業承継・M&Aサポートー

私は士業ではありません。けれど、経営現場のリアルを知っています。
その視点が、支援の「深さ」と「丁寧さ」につながると考えています。

・経営者と同じ目線で課題を共有できる共感力に加え、従業員の立場や気持ちにも寄り添える柔軟な視点
・数字に出ない課題を拾い上げる感度
・法務・財務の専門家と連携する補完性

これらを武器に、書類に表れない「現場で積み重ねた実感や人との関わり」を大切にした支援を行っています。

また、M&Aにおいても「終わり」ではなく「継続」だと考えます。
M&Aは単なる企業の売買ではありません。
それは、企業が築いてきた信頼と文化、社員と地域の未来を次世代に託す「橋渡し」です。

私は、かつて「終わり」を見ました。だからこそ、今は「継続」に全力を尽くしたい。事業がつながれば、想いも人も守られます。その支援が、私のミッションです。

 

ーさいごにー

事業承継・M&Aサポートには法律や財務の知識だけではカバーできない「現場のリアル」があります。
そのリアルを知る者として、経営者の覚悟や迷いに寄り添い、共に最善の着地を探す支援が私の使命です。

“経験者だからこそ”できる支援があります。
私の失敗も、いまの支援も、すべては「未来の承継を成功させるため」にあります。

もし今、M&Aや事業承継に不安を感じている方がいれば、ぜひ一度、声をかけてください。

初回ご相談は無料です。まずは“話すこと”から、一緒に始めましょう。

 

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