個人事業主の複数屋号について
こんにちは。
大阪事業承継パートナーズ 岡本です。
昨今、働き方が多様化しているな、
私自身、個人事業主（フリーランス）
実際にクラウドソーシングサービス『ランサーズ』
副業を認める企業も増えてきたことも、
また、M&Aにおいても、個人事業主同士のスモールM&
さて、私は普段から、様々な方とお会いする機会があるのですが、
例えば、勤めている会社の名刺と、
後者の複数枚の名刺を活用されている方は、
例えば、飲食業と美容事業や、
それぞれの名刺には、お店や事業所等で違う「名前」
この「名前」が一般的に「屋号」と呼ばれるものになります。
本日は、個人事業主が複数の屋号を持てるのか、また、複数の屋号
その前に、
【個人事業主の開業】
個人事業主が事業を始める際には、税務署に行き、
提出しなくても特に罰則はありませんが、所得税法第２２９条には
開業届に必要事項を記載し、
登録費用は無料となっています。
※開業届は正式には「個人事業の開業・廃業等届出書」
補足：
所得税法第２２９条
「居住者又は非居住者は、国内において新たに不動産所得、
【屋号】
「屋号」とは、個人事業主がビジネス上で使用する「名前」
一般的にはお店の名前や、事務所等の名前を「屋号」
先ほど記載した開業届には「屋号」を記入する欄があります。
屋号は必ず記載しなければいけない訳ではありませんが、
また、屋号によっては、
屋号をすぐに決められない場合は、後から登録してもよいですし、
では、本題へ入りましょう。
【個人事業主が複数の屋号を持つことは可能？】
こちらは可能です。また手続きも簡単です。
税務署に行き開業届に必要事項を記載し提出するだけで、
屋号の追加に関しても、税務署で開業届の屋号欄に屋号とフリガナ
通常、数十分で終わる大変シンプルな手続きとなります。
【複数の屋号を登録した方がよい場合はどんな時？】
１つの事業ではなく、異なる複数の事業を展開する際は、
例えば、
ネイルサロンを経営しているAさんがいたとします。
Aさんは「Aネイル」（屋号）の経営が好調なので、
Aさんの登録している屋号は「Aネイル」ですが、
お客様も従業員も混乱する恐れがあります。
この場合、Aさんは「Aネイル」の他に、
どんな事業を展開しているのか、相手に伝わる屋号、
このように事業展開によっては、
【複数の屋号を持つことのメリット】
■事業内容を明確にできる
同じ屋号で全く異なる事業内容では、混乱を招く恐れがあります。先ほどの「Aネイル」がよい例かと思います。
屋号を変え、事業内容を明確にすることは、
■屋号付きの銀行口座を開設できる
個人名ではなく、屋号で銀行口座を開設できます。
複数の屋号を持ち事業を展開している場合、
各事業の収益を分かりやすくするためにも、
ただし、同一人物が複数の屋号で銀行口座を開設する場合、
■社会的信用が得られる
個人名より屋号を使った方が、事業として認知されやすく、
【デメリット】
複数の事業を行うにあたって、複数の屋号を活用することには、
強いて言えば、名刺を渡した相手から「
しかし、現実では問題にならないかと思います。
【確定申告】
複数の屋号があっても、
複数の事業所得を１つにまとめて申告することになりますので、
【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
個人事業主が複数の屋号を登録し活用することは可能ですし、
様々な働き方が社会的に認められるようになり、
起業をお考えの方や、業種・事業拡大、
大阪事業承継パートナーズは、中小企業のM＆Aの相談はじめ、
貴社のパートナーとなり「全体最適」を目指し伴走いたします。
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初回相談は無料です。
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